映画感想 ライフ・イズ・ビューティフル

ネタバレ注意

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今日は言わずと知れた名作、ライフ・イズ・ビューティフルを鑑賞した。

今までたくさんの人にオススメされたけど、なかなか見る機会がなかったので機会が高まる。

 

結果、私は涙で途中から画面が歪んでしまうほど号泣した。

なんの予備知識もないまま私は最初はこの映画をただの恋愛映画だと思っていた。

それもそうだ。初めは主人公のグイドが田舎町で偶然ドーラと出逢うところから始まる。

「ここは一体どんな場所なんだ?なんて美しいんだ!鳩は飛び、おまけに女が空から落ちてくる!僕はここに引っ越すよ!」

洋画の好きなところはこういった言い回しだ

 

ともかく、グイドの熱烈なアプローチによって2人は恋に落ち息子ジョズエも生まれ貧しいながらも幸せに生きていく...
 それだけだったらよかった

物語はユーモア中心描写の前半とは相反して雰囲気が変わりユダヤ人の強制収容所になる。

でもグイドは息子ジョズエに言うのだ

「さあ、ゲームの始まりだ。お前は1000ポイント貯めなきゃいけない。もし1000ポイント貯めたら、大砲のついた戦車を家に持って帰れるんだよ。」

「これには3つの減点がある。1つめは泣くこ。、2つ目はママに会いたいって言うこと。3つ目はお腹が空いた、食べるものが欲しいって言うこと。」

我が子を心配させまいと持ち前のユーモアとでまかせで嘘をつき続けるグイドの姿は切なかった。自分がどんなに辛くても自分の息子には決して悲しい思いはしてほしくない。

どんなに過酷な状況下でも愛と想像力はなくしてはいけないなと感じた。

 

グイドはユダヤ系ということもあり生きずらかったはず、それなのにグイドは幸せそうだった。そして彼の嘘に守られたジョズエも人生は美しく素晴らしいものだったと考えているはず。

まさしくライフ・イズ・ビューティフル、タイトル通りであった。

人生を素晴らしくするのは時代でも環境でもなく自分自身なんだと教えられたこの映画は、これから私の人生の教科書となるであろう。

 

戦争をテーマにした映画は観たあとどんよりとした気分になることが多いけど、この映画は不思議と最後も希望というか優しい気持ちに包まれる。ぜひオススメなので色んな人に見てもらい、素晴らしい映画です